この本では、ずばり日常的な16時間断食をお勧めされています。
私と妻も、この本を読んだ6カ月程前から、1日2食生活を開始しました。
健康に良いだけでなく、食事の総量も減るので、サステナブルな生活にも貢献します。
本の紹介
題: 「空腹」こそ最強のクスリ
著者: 青木厚(医学博士・内科医師)
出版: アスコム
発売日: 2019年1月26日
ポイント
著書によると、正しい食事法とは、「何を食べる・食べない」では無く、食事間で十分な間隔(16時間)を確保すること、であるようです。
読者の生活パターンにより、16時間断食を実践する為の幾つかの食事パターンが紹介されています。
この16時間断食を実践する限り、好きなモノを食べても良いようです。
本の内容を実践してみて
この本だけでなく、他に数冊読んだ本にも、現代の食生活で一般的となっている1日3食に関して疑問を呈する内容となっていた為、私と妻も1日2食を実践することにしました。
本でも紹介されていますが、どうしても空腹に耐えれない時には、ナッツ類を食べても良いようです。
我が家の場合、前日の夕食を20時迄に食べ、翌日の昼食を12時まで食べない、というサイクルで実践しています。
私の場合は、ほぼ毎日会社に行く前に5km程ランニングするので、10時頃に空腹のピークを迎えますが、仕事で気がまぎれるので、間食無しで昼食まで乗り切れます。
妻は家に居るので、どうしてもナッツを頻繁に食べてしまうようです。
体調面の変化で私が一番感じているのが、昼食後の眠気が劇的に軽減されたことです。
本にも書かれていた通り、糖分過多だったのだと思います。
まとめ
我が家でサステナブルな生活を意識したきっかけは、”Farm Factory”(“デリサス”に関してを参照)について学んだことでした。
普段の食生活に直結する環境問題です。
食事の頻度を減らすことが出来れば、当然、摂取する食事の総量も減ります。結果として、食品の購入・消費量も減らせます。
こちらのサイト(https://www.hungerfree.net/hunger/food_world)で紹介されている、”世界の食糧事情”によると、現在でも世界では11人に1人が飢餓に苦しんでいるようです。
一方で、世界の穀物供給量は、全世界人口に対して、日本人の年間平均の穀物消費量の倍以上の穀物を供給できる量が、毎年生産されているようです。
ということは、飢餓に苦しんでいる人には、単に穀物が行き渡っていないだけ、ということになります。
これら穀物の一部は家畜の餌となって消費されますが、全人口が消費可能な食糧以上の生産を促しているのは、私達、消費者の消費行動だと思います。
このように考えると、少し大げさかもしれませんが、1日2食の生活は健康に良いだけでなく、環境問題にも配慮した食生活と言えるのでは無いでしょうか。